「さぁ……俺にも意味がわからない」


言いながら、樹先輩は鍵を鍵穴へと差し込む、すると難なくドアは開いた。


先輩が内側へとドアを開けた瞬間甘い香りが鼻をついて、私はかけよった。


そこにあったのは……。


「クリスマス……ケーキ?」


廊下に出て目の前に机が置いてあり、その上に大きなクリスマスケーキが置いてあるのだ。