爆走★love boy4

「そ、そうです!!」


私は緊張して、思わず背筋をピンと伸ばして返事をした。


先輩、ここでは苗字で呼ばれてるんだ。



それは、なんだか新鮮な感覚だった。


「あたしは世羅アキ‐セラ アキ‐。こっちは弟のルキ」


「双子…?」


「そうよ、そっくりでしょ?」


肩より少し上までの黒髪に、真っ白な肌。


そして細すぎる手足。