「ねーおやつは?」


ルキ先輩の声に「その棚にあるだろ」と、樹先輩。


すると、「あ、私の分もね」と、アキ先輩。


伍霧先輩はといえば、さっきからソファに寝転がって目を閉じている。


眠っているのかどうかは、正直、わからない。


でも、今はあの冷たい雰囲気がないから、きっと本当に寝てしまっているのだろう。