最初に会ったときも冷たい印象をうけたけど、今はそれ以上だ。


なにも声をかけてくれないから、なにを考えているのかも、私にはわからない。


「とりあえず、みんなで喫茶店いこー!」


ナナミの元気な声で、ハッとわれに返る。


「そ、そうだね。せっかく、集まったんだから」


私が賛同すると、樹先輩は渋々、といった感じでうなづいたのだった。