呪信メール

影に身を潜めていた若菜は、直人の声が聞こえなくなったので、引き返した。



すでに妹の姿はなく、神崎直人が倒れている。




恐怖と苦しみに歪んだ顔。



しゃがみこんで脈を計るまでもなく、死んでいるのが分かる。




「ふっ、ざまぁみろ」


若菜は吐き捨てるように言うと、転がっている妹の携帯電話を拾い上げた。