呪信メール

「あ……富永さん?」



「あら。こんばんわ」



直人は正直驚いた。


昼間いっとき行動を共にした、富永若菜と出くわしたのだ。



「自宅、このあたりなんですか?」


直人は笑顔で聞いてみた。



「ああ、知り合いの家がね」


若菜も笑顔で答える。



「神崎くんは、このへんに住んでるの?」



「いいえ、うちは立川です。沙良ちゃんを送ってきたので」



「ああ、えらいわね。さすが男の子」


若菜に微笑まれて、直人は少し照れた。