呪信メール

テーブル席をぐるっと周り、大吾は出口を目指した。



女は途中で向きを変え、大吾の後を追ってゆっくり着いて来る。



大吾は店を飛び出すと、駐車場に停めてある車に乗り込んだ。



恐怖の余り手が震えるから、上手く鍵が刺さらない。


女が走って来たら到底間に合わないけれど、幸いゆっくり歩いてきている。


視線を手元に戻す。

ようやく刺さって、セルを回そうとした瞬間。







青白い手に手首を掴まれた。