呪信メール

ふと店の入り口のほうを見て、大吾は目を見開いた。



長い黒髪の女がゆっくり歩きながら入って来たのだ。




「嘘だろ……」



遠い記憶の片隅にある女の姿。



ゆっくりゆっくり近づいてくる。



「ひ、ひぃいいい」



大吾は慌てて立ち上がると、女が歩いてくるのとは反対の方に逃げた。