呪信メール

「それで、実は用件はそのことじゃないんだ」



「え?」



「坂田くんは、加藤康広さんって人知らないかな?」



「加藤?」



「法栄大学に通っていることと、やっすーっていうハンドルネームを使ってるってことしか分からないんだけど」




「やっすー……あっ」


電話の向こうで道裕が、何かを思い出したような声を出した。