「ふわぁー」 大きい欠伸が出る。 ひとりで残業なんて虚し過ぎる、そう思いながら キーボードに手を滑らせる。 なかなかこの仕事終わらないな…、 先輩が始めたプロジェクトなんだから、 手伝ってくれてもいいのに。 恋人でもある先輩に心の中で愚痴をこぼすと、 後ろから肩をポンッと叩かれた。