「ごめんね、なに?」 「今日、あの超甘々のカフェオレじゃないの?」 梨歩ちゃんは私も手元を見ながら言った。 手には、飲みかけのオレンジジュース。 「うん。あっ、そうだ!梨歩ちゃんに話したいことが!」 ーーーーーーーーーーーー 「ふーん、それで払ってもらったんだ」 今朝あったことを梨歩ちゃんに全て話した。 いろんなことに詳しい梨歩ちゃんなら、きっとどの高校の人か分かるだろうと思って。 「そうなの、でね、お礼言いそびれちゃったから、お礼言いたいの」