泣き虫ウサギと不器用ライオン



「梨歩ちゃん!!」


お昼休み

中庭でお弁当を食べている友達の元へ走った。



「あっ春ぅぅぅぅぅ!!!ちょっと、遅刻の罰という名の雑用は終わったわけ!?」



「うんー!」


駆け寄って、梨歩ちゃんの隣に座る。


「もうさ、遅刻したくらいで毎授業終わるごとに仕事押し付けなくたっていーじゃんね!あのデブっ」



梨歩ちゃんは卵焼きをつつきながら、先生への悪態をついていた。



「いいんだよ、私が寝坊したのがいけないんだし...」


梨歩ちゃんは同じクラスのいちばんの友達。

可愛くて、ハキハキ喋れて、優しくて、スタイルがよくて、声が綺麗で、頭が良くて、運動もできて、それから......



「おい、はーるー?きーてんの?」


「あっ、き、きーてなかった!」


とにかく、大好きな中学からの友達。