――――――――――――――― ねぇ、悠斗。 あの日、あなたが涙を流したこと知っていたよ。 きっと、男の子だから友達には弱音を吐けなくて。 家に帰ればひとりぼっちで。 寂しかったんだね。 あの日、あなたを抱き締めながら "私がいるよ" そうテレパシーを送っていたんだ。 笑わないでね、本気で思っていたんだから。 この想いが届きますように。 強く、強く抱き締めたんだ。 彼に幸せな道を。 そう願わずにはいられない。 ―――――――――――――――