「んっ・・・輝樹・・・」


「具合悪いのか?」


「んーん、気持ちいい・・」


やっぱ・・・・

俺がいないとこで酒は
絶対 飲ませられねぇわ・・


「あのね、お願いがあるの」


「お願い?何だ?」


普通 最中に 
お願い自体しねぇと思うけど・・


「そのまま・・・」


「そのまま?」


「子供つくろ・・・?」


「は!?・・・」

突拍子のない言葉に
一瞬固まった・・・。


「ほしいの、輝樹の子供。
きっと 可愛いから・・・
お願い・・・?」





「っ・・・・・・」



・・・・・・・・


覚えてねぇんだろうな。

自分の言った事・・・・

言うべきか、言わないべきか。


ったく・・・・


散々振り回して、言うだけ言って

満足したら、ガキみてぇにスヤスヤ寝やがって・・・

まさか、春菜に振り回される日がくるとはな・・・

・・・・けど、

春菜に翻弄される自分が 可笑しくて 新鮮で こういう自分も悪くないと思ってしまう俺は・・・

ほんっと・・・



重症だな・・・