ナンパ男との恋【番外編】

香代みたいな女は 
今まで散々見てきたからこそ

だいたいの予想はつく。


けど・・・・

今は ガマンするしかない・・・


もう少し・・もう少しだ。


香代が俺の横に座ってからというもの

春菜の態度が 明らかに
変わった。


「久保くんも そう思うでしょ?」


そう言いながら

まとわりつく この手が、顔が

春菜を挑発しているのは事実だけど・・・


泣きそうなツラして
飲んでる姿を見るのは

やっぱ しんどいな・・・・



「春菜ちゃん 大丈夫?
先輩 春菜ちゃん 
もう連れて帰った方が・・・」


目が真っ赤になり
白い皮膚もピンクに色づいてきてる姿を見ると

限界まで飲んだという事が明らかだ。


「あぁ、連れて帰る」

そう言って 春菜の傍に行った瞬間



「やっと来た・・輝樹」



そう言って抱きついて離れない。