ナンパ男との恋【番外編】


「えぇ、難しいですよ。
昔は そんな事なかったんですけど
ここ数年・・・・
携帯を見る度に不機嫌になって
大変でしたし・・・・
今回は そんな事ないようですが」



そう言いながら

私の方を見ると

少し笑いながら、


「ようやく
原因が分かりましたけどね」



「すいません・・・・」


なぜ私が謝ってるのか分からないけど

何となく・・・・

たぶん、

私のせいなんだろうって・・・


「休憩に入ったようですね。
それでは、私も
ちょっと休憩してきますので
よろしくお願いします」


「あ、はい・・・・」



とは言ったものの

何をよろしくお願いしますなのか
よく分からないままだけど・・・



「あー、疲れた・・・」


そう言って 
イスに座る輝樹を見ながら
こういう時は
どうしたらいいんだろう・・・とか
考えてしまう・・・。


けれど、


ここは2人だけの空間ではないという事を忘れてはいけない。


威圧感のある あの女性がいなくなった今

おとなしくなってた女性達が

復活してしまうという事は

誰にでも想定できることだ。