ナンパ男との恋【番外編】

「血管細いわねぇ・・・
動かないでね」

「はい・・・っぃた・・」

「痛かった?ごめんごめん。
もう一度ね。」


と、繰り返すこと4度目・・・


ようやく 
点滴を開始する事ができた。



わざとなのか、本当に
そういう人なのか

こういう所だと
さっぱり分からない・・・


・・・けれど、後日


その看護婦さんが

クラスの男子のお母さんだという事を知り・・・


タイミングの悪い事に

その男子から告白され断った数日後に

私は その病院を訪れてしまったらしい。



なぜ そんな事を知ったかって?


その男の子が わざわざ ご丁寧に、


「昨日 ママの病院行ったんでしょ?
佐々木さんって胸ないんだってね。
ママが あんな子と
付き合わないで正解だったって言ってたよ。」


えぇ、私も

あなたを振って正解だったと思いましたよ。

おかげで 病院の看護婦さんというものが恐く、トラウマになってしまいましたが。