遡る事、約7年前。

春菜 中学2年生の頃・・・


「お母さん・・・
喉痛くて咳とまんない・・」


「風邪?病院行く?」


「うん、ひどくなる前に行く」


「学校には電話しとくから
今日は休みなさい。
でも、お母さん仕事だけど
一人で病院行ける?」


「うん、平気・・・」


6月だというのに
まだ少し肌寒くて

それに加え、
昨日は大雨だったという事もあり

風邪をこじらせてしまったらしい・・


病院に着き

待合室で待つこと数分。

「佐々木さ~ん」

看護婦さんに呼ばれ

個室に入ると


「えーと・・佐々木春菜さんね。
今日は どうあるの?」


「喉が痛くて
咳がひどくなってきたので・・・」


「うんうん、それで?」


それで?って・・・・
これ以上 何を言えば・・・