ナンパ男との恋【番外編】


「早く」

「で、でも・・・・・」

「さっき約束しただろうが?」


「・・・・・・」


従うって言ったけど・・・

こんな・・・・


輝樹が何考えてるのか
全然分かんない・・・。



「あの・・・・?」


店員さんも
この状況は まったく理解できず
戸惑うばかりだ。


輝樹の方を見るけれど

何も言わず

ただ じっと私を見ている。



・・・店員さんの前に立ち、


顔を近づけようとする。


でも、私には


どうしても これ以上近づける事ができず


「いくら輝樹の言う事でも
できない・・・っ」


そのまま しゃがみこんだ。