ゆうSIDE




『……好きな人』



えっ。



部屋に帰ると声が聞こえた。




ゆうちゃんの声だ。




好きな人っていったよね?




やっぱ、ゆうちゃんは翔の事好きなんだ




涙が溢れて来た。気がつくと走って屋上にいた。



部屋に帰れない。どうしよ。



『……ゆう?』



『あっ。ゆうと。』



今顔がすごい事になってる。



『ゆう泣いてんの?』



ばれちゃた。




『泣いてなんかないよ。』



『嘘つくなよ。』



『だって……』