ヒミツなんだからね



『昨日、街でゆうを見た。翔は気づいて
本屋に俺達を遠ざけた。




確信した。ゆうが女だって。』




『確信した?』




『ああ。最初からおかしいやつだと思っていたんだよ。』





『そうか。ゆうやには敵わないな。』




最後はばれるとは思っていた。




でも、こんなにも早いとは。




『いや。ゆうには敵わないよ。』




『普通、男子校にはこないだろ。』




ごもっとも。




『そして、りゅう達も感ずいてきてる』




ああ。わかってる。