好き、ずっと好き

「…よしよし。羽瑠ちゃん…

なにがあったの?」

「…ひくっ……ぐすっ…」

リビングに行ってであの人はココアをいれてくれて。

なにがあったのか聞いてきたけど

私は答えなかった。

「……落ち着いたら話してね」

「…………分かってた…」

「え?」

「…お父さんはもう私のお父さんじゃ

ないって…分かってたの」

「…うん」

「分かってたけど……実際に他人って

言われると悲しくて……苦しくて……

本当はまだお父さんが私のこと

気にかけてくれてるんじゃないかって

心のどこかで信じてた……。

……私、バカみたい…」

「……そんなことないよ。

子供がお父さんのこと思うのは

普通のことだよ。ただ…相手には

もう違う家庭があるから………。

新しい家庭まで壊したくないんじゃない

かな……。大丈夫。

お父さんはまだ羽瑠ちゃんのこと

忘れてない」