好き、ずっと好き

「………いや、知らないよ。あんなこ」

「えっ……」

になちゃんはこっちを向いて勝ち誇った

ような顔をした。

私の頬になにかが落ちた。

駅まで走り出した。

…分かってる。お父さんは私達を

捨てて新しい家族がいるんだから。

今さら私が現れたって邪魔なだけ。

「…うっ……ひくっ……」

家の前まできてついに泣き出してしまった。

「……羽瑠ちゃん?」

「うっ…おとっ…さん…」

「え…」

「うわぁぁぁ!」

私はあの人に抱きついた。

そして涙が枯れるまで泣いた。