その歓声の声と人数に驚いていると、隣にいた莉麻も王子に群がっている女の子達に驚いたよう。 「ちょっと瑠奈達大丈夫⁇」 「う、うん……ビックリしちゃった」 「朝から王子様は大変ねぇ……」 「そっか、瑠奈達はいつも来るのが速いから知らなかったのね」 美那はそう言うと、呆れた目で王子の周りの女の子達を見ていた。 「毎日毎日、あんな感じよ。朝からご苦労様よね」 美那の言葉を聞きながら王子をみていると少し様子が違う事に気が付いた。 「「逸輝様ぁ」」