The Story~恋スル君ヘ~

「俺・・・、今、1つのことを狙ってる」



声になっているだろうか。
ちゃんと届いているだろうか。




「も、森瀬も同じ気持ちだったら・・・
 俺はすごく嬉しい」



ありったけの勇気を振り絞る。
君に対して誠実であるために。



「・・・うん」



わずかに潤んだ目の森瀬。







なぁ・・・
俺・・・、頑張るからさ・・・









どうか。





答えを・・・

















聞かせて・・・