The Story~恋スル君ヘ~

森瀬の目が、きりっと真剣になる。

凛として。
まっすぐで。


あぁ、くそ。




溺れちまいそうになる。




「バスケって、目指すところが1つでしょ?」


森瀬がふいにつぶやいた。



俺の方を見ず、まっすぐに前だけを見て。