1ヶ月半前。
突然、告白された。
・・・いや、突然っていうわけじゃない。



それまでも、友人として接してきていた。


毎日のくだらない、たわいない会話で、
俺たちは、親しくなっていった。





暗い俺。
明るい夏帆。
テニス部の俺。
放送部の夏帆。





接点はほとんど無かったけど、
彼女の快活な笑顔は、俺の支えになって。




そして・・・告白。

「あ、あたしっ!は、は、原沢のことがっ!」


真っ赤な顔の夏帆。
記憶の中にくっきりと刻まれた、真剣な眼差し。


「・・・すごく好きなんだ・・・っ!」








今も変わらず・・・俺を見つめている。
その瞳の光。