「誓志ぃ、インタビュー」

岡山が、誓志に声をかける。



流れる汗をぬぐいながら、
こちらへやってくる誓志の強い眼差し。


強い・・・光・・・







単純なバスケバカだと思っていた。
でも・・・もしかしたら・・・






誓志は、それだけの人じゃないかもしれない。






「えー、俺ー?」

「お願い!放送部を救うと思って!」



すももが、誓志を拝み倒す。



「・・・仕方ないな」

ため息交じりに誓志が答えた。

「誰を見りゃいいんだ?」

「一応、最初はあたし。
 自然に目をそらしてもかまわないけど」


夏帆が説明すると、誓志はほっとしたようにうなずいた。

「分かった」