ソファで、俺の隣に座ってニコニコ微笑む美優。
付き合って初めて見るかも本当の笑顔かもしんねぇ。
可愛い……!
素直に言ってしまいそうになるくらい。
「なぁ、美優?」
「ん?」
俺が呼ぶだけでいちいち頬をピンクに染め笑う。
「こんな俺の方がいいって何で?」
「だーかーらぁ。
さっきから何回も言ってるけど私は、いつもの隼人が好きになったんだよ?!
……隼人、付き合ったら、あんなカンジになったから辛かったんだもん」
うぉっ! すげー力説(笑)
あ。また真っ赤になった。
「何笑ってるの?」
今度は、膨れた(笑)
「コロコロ顔変わるから」
「何それ?!」
「可愛いなーって思って」
「なっ……」
素直に言ってしまった俺の顔を見て、すぐ俯いてしまった。
「美優?」
「ばーかっ」
「はぁ?」
「キャラ変わりすぎっ」
「お前が、コッチがいーって言ったんだろが」
何だよ、馬鹿って。
うぉ……上目使いで見んじゃねーよ。
「あは、口悪ぃー」
口悪ぃーって笑らうとこか?
「昔に話した時の隼人だ♪
口悪いのに隼人って優しいんだよね」
「はぁ?優しくねーし」
「優しいのっ」
「ムキになりすぎだって」
「だって……隼人が」
あぁ。
もう我慢出来ません。

