琴美はこれから住むあたらしい街で仕事をさがした。
お金がないから、夜の店で働くために街で配られている求人誌を探して、琴美は一件の店で働き始める。
そこは古くからあるクラブだった。
人間不信だけど勇気をだして面接にいくと、無事に採用された。
翌日、お店に初出勤をしたが、今までいじめられてきた反動で人と話すことがまともにできなくなっていた。

その店では琴美の嫌いなタイプの客ばかりがいた。そして、消えたはずの傷あとがまた開き出す瞬間でもあった。

客「こんな事をはなすためにのみに来たんじゃない。あっちいけ。」

客「ブスとは話したくない。」

時には席についてもいないのに指を、さされて
俺はあの子が嫌いだ。と大声で言われたりもした。

その度に心がどんどん強くなるどころか闇に落ちていく。傷ついていく。