そんなあい子にいつの間にか潤平はひかれていたのかもしれない。
惹かれるというよりは、身の回りを世話してくれる母親のような、そんな温かさを感じていた。
女を金としてしか見なかった潤平にはその感覚が不思議で仕方がなかった。
そんなあい子が他の若い患者を世話していると何故だろう?すごく腹がたったりする。これって何なんだろうかと潤平はじっと考えていた。

そして潤平はそんなあい子に嫉妬しては、あい子が僕のそばに来る度に、不機嫌な態度で彼女に接したりしてしまう。

あい子「どうかしました?」

潤平「いや、べつに」

何だろうこの感情は…

その夜、久しぶりに夢をみていた。