そう…話がもどるけれど、僕は琴美にこんなふうに相談をもちかけられた。
最後まできいてあげることすらできないのに…

琴美はぼくにこう言ったんだ。
結婚したい…。

そう言われた僕はまた嘘をつく。

潤平「俺は結婚しない。一生結婚しない。」

琴美「なんで?どうして?」

潤平「さぁ、なんでだろね。しないったらしない、従業人400人とか守るものがあるから。」

潤平は後になって気づいた。
琴美には意味がわかるはずもなかったし、これは僕が悪いなんてこと…