ある日のこと、僕はみほだけではあきたらず、みほの親友のまゆに少し興味をもった。


まゆはみほとは違うタイプだが顔は物凄く可愛いが控えめですごく大人しい。そんなまゆを僕はいつの間にか自分の思い通りに動かせないものかと考えていた。
あの女に取り入ろう。今更何をやろうと変わらない。
僕だって今まで誰かの奴隷として生きてきたのだから、次は僕以外の番がきた。

潤平は、誰かを自分の支配化におく事で優越感に浸り、自分だけが特別な存在だと確認できる、それだけが自分が生きていることを実感できる瞬間でもあったからだ。
僕はその日から少しずつ、まゆに近づき始めた。

学校で、昼食を食べている晴れた日の午後に、僕とみほといつものように昼食をとっていた。
僕はみほがまゆの話をしているとき、テレビでCMされている女に人気のあるブランドの話を振ってみた。するとみほがテンションをあげながら話に食いついてきた。

みほ「あれ超人気あってーかわいいんだよね!まゆもほしいっていってたの!私も買っちゃおっかな!」

そう聞いた僕はまゆに取り入るためなら何でもしていた。
自宅に帰り、インターネットでそのブランドの一番トレンドの物や人気のものを検索し購入した。
そして、まゆの周辺を徹底的にリサーチし、どんなものが好きで、どんなものに興味があるのかを調べあげた。
そして、偶然みほとまゆと僕で話をしているときに、まゆと二人きりになるチャンスができた。
僕はすかさず聞いた。

僕「まゆは、いつも可愛いね。俺さ、実はみほからいつもまゆの愚痴聞かされてて何かずっと仲良くしてるまゆ見てて実はみほよりまゆの事が気になってたんだよね。なんていうか、仲いいのにそんなこと言っててちょっと考えちゃってさ・・・。こんなこといってる俺も、アレだけど、いつもみほに合わせてくれてありがとな。」

僅かに浮かんだ感情という名のドラマでみたような台詞を繋ぎ合わせて並べた瞬間だった。
そう言って僕はまゆの欲しかったアクセサリーをプレゼントした。
それから数回、まゆに近づき気のあるようなことを何度も言った。
みほのいない隙に僕はまゆにキスを迫ってみたりして、何度も口説いた。
そして、徐々にまゆの気を引き連絡先をゲットした。
そして、まゆもまんざらではなくなってきた。
それからというもの、みほにしたように、まゆに優しくし、いけない恋をしているスリルをまゆに味わわせた。

みほのいない隙に、倉庫にまゆを連れ出したりして、いけない事もしたりした。

僕「みほには絶対に内緒だから。」

まゆ「みほに悪いよ・・・」

僕「俺ともうかかわりたくないの?」

まゆ「・・・・。」

僕「何もいえないんだね。まんざらでもないからだろ?」

そんな表面のせりふを並べて僕はまゆを支配した。
二人で秘密の感覚を味わったようにみえていたけれど、僕は違っていた。僕の中では、ただ女がぼくの欲望をみたす為の道具でしかなかった。
僕の支配下にいるおもちゃ。ただそれだけでよかった。