黒薔薇姫


その瞬間




何故か俺の頬が涙で濡れた。


拓真「アゲハ……」


アゲハは




死んだんだ………




あの、綺麗な顔で微笑んだアゲハは


二度と目を覚まさない



スッキリした笑みだった…


アゲハ、この世にいないなんて




あり得ない。俺がこの世で失いたくない人





アゲハ


何で俺を置いてくんだよ………