そこに居たのは



呼吸が荒れまくった
鈴村 地味子がいた




ア「おい、それ、私のだ
返せ…はぁはぁ」


と「走ってきて疲れて
呼吸が荒れるのはわかりますが
私は拾ってあげたんですよ」


ア「わーったよ
有り難う……ハァハァ
早くしろ」


と「そうやってお礼を言うんですよ
では、返します」



ポイッ


それを、受け取った彼女の
呼吸はまだ荒い
結構屋上に着いてから時間たったぞ
おかしいなー、もしかして
運動不足とかか??


ア《深山、すぐにガッコウに…
きてく…れ
や…ばいんだ……ハァハァ…》


プチッと切れた会話
そして彼女は

俺たちに背を向けて座っていた



霜竜side end