[凛サイド]


「うー…」


「どうしたの、凛?唸っちゃって」


5限の体育の時間。

二人してうっかり体操服を忘れちゃったあたしたちは、みんながバドミントンをしているのを見学しています。


「どうせ、先輩のことでしょ?…話しなさい?」


あ、彩の目が怖い…っ!!


「あ、えぇっと…」

とりあえず、お昼に起きたことだけを話すと。


「それだけじゃないでしょ?…凛?」


うっ…


やっぱり、彩には逆らえない…


「…だ、だから、先輩に、どきどき、しちゃったの…!///」