掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~



「…先輩は何も悪くないです」



「じゃあ、何で…」



「…私といても、先輩は幸せにはなれないから」



「幸せ……?」



「…先輩、幸せになってくださいね。
信じられないかもしれないですけど…私、先輩のこと大好きでした」


では、と小さく言って、凛ちゃんはオレの腕を振りほどいて屋上から出て行ってしまった。



「……っ」



すぐに追いかければ追い付けたのに、体が動かなくて。



休憩が終わった後もその場から動くことが出来なかった。