「なぁ、いってみねぇ?」
言い出しっぺは私達の中でもムードメーカー的存在、アキラ。
「えー、覗き見はダメだよ」
「いいじゃん! 刃の事も気になるしよ~」
しばらくの間もめたけど、その中で四人だけ行く事に決定した。
そのメンバーは男女二人ずつ。
そのメンバーは私と一人の女子と男子二人。
名前は女子はリホ、男子はアキラとユウマ。
だけど、
「おい、場所わかるか? 俺知らねぇ」
アキラが聞いてきた。
「ユウマは?」
「知らない。 留宇なら知っているんじゃないか? 幼なじみだし」
「ゴメンネ、私も分からない」
「じゃあどうすんだよ~!」
すると、リホが小さく手を挙げて、
「あ、あたし多分分かるかも」
「「「えっ?」」」
「ついて来てー」
その後短距離ルートを通って、先回りした。