「刃、おっはよー!!」


「……何か、テンション高いな。 そんなに嬉しいのか」


「うん! 本当にありがと」


バックにつけたキーホルダーが揺れる。


それは昨日の夜に刃から貰った。


小さなクマの人形に緑色のビーズがついている。


「留宇の買い物に付き合った次いでにだ」


と、刃に言われたけど嬉しかった。


るんたら~と、その場でクルクルと回っている。


「……喜んでくれて何よりだ。 だが、朝飯を取ってからにしろ」


「……うん」


刃に言われて浮かれ過ぎだと気づく。