満月と怪盗と宝石と


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「……大丈夫か?」


「心配しないの。 貰って嬉しいくないって思う子はいないわ」

「そうか?」


「うん!」


刃、選ぶ時とても良い顔してたもの。


それに、


「刃、ごめんね。 つきあわせて」


「気にすんな。 別にヒマだったし」


刃、苦笑いだ。


まぁ、囲まれたり追いかけられたりしたものね。


……でも、刃さっきからどこ見てるのかしら?


刃が向いている先は曲がり角。


誰かいるのかな?


「ねぇ、今日の夜刃の家に行っていい?」

「なんでだ?」


「"ななちゃん"っていう子にあいたいと思って」


刃の話を聞いてから、気になっているんだ。


「別にいいけど、わざわざ家に行かなくてもここであえるぞ」


「え?」


どういうこと?


「……隠れてないで出てきたらどうだ?

……なな」


「……!!」


曲がり角の先から声が聞こえた。


「気がついてないと思ったか? 俺はななが曲がろうとしていた所を見ていたぞ」


すると、紅葉ヶ丘中の制服をきた女の子が歩いてきた。


ショートカットの子でかわいいなっと思う。


これがななちゃんとの出会いだった。