満月と怪盗と宝石と

〈留宇side〉

「……留宇、いつもありがとうな」


珍しいな刃がお礼を言うなんて。


そんなに良い意見を言ったワケじゃないのに。


だから、


「なにがー?」


あえてとぼけてみた。


刃が怪盗だって知って驚きがあった。


それに事情も知って不安も感じた。


刃は自分より他人を優先する。


私も小さい時から助けられたものだ。


今は大きな怪我とかが無いから良いけど、この先が心配だ。


だから、私ができる事といえば小さいかな。


「着いたよー」


それはある雑貨屋で店の名前は[PANGEE]


いろいろ売っているからよく行くんだー

「外で待ってていいか?」


「えー、ダメよ」


無理やりにでも刃の腕を引き店の中に入った。