満月と怪盗と宝石と


「……留宇どうしたんだ」


カフェ・クローバーから出てからしばらく無言になった。


めったに無い事だ。


「ななちゃんに話すかは刃自身で考えて。 それは私とかが口出す事だとは思えないのよ」


「……」


「それが私の意見だわ」


「……留宇」


「さて、もう少しで着くわよ。 買い物に付き合ってね」


俺の腕を掴んだままだ。


「……留宇、いつもありがとうな」


「なにがー?」


「いや……」