~♪~~♪♪


「留宇さん、メールきてるよ」


「相手はイケメンの幼なじみ?」


ディスプレイを見ると刃からだった。


内容は、


〔了解 今からそっち行く〕


刃らしい短いメールだ。


「うん。 数分後に来るって」


「刃くんだっけ? 優しいね」


「でも、ここに来ると囲まれちゃうと思うよ?」


「もし、ひめが囲まれたら私が絶対助けるから!」


「サユちゃんありがと」


「……ここでイチャつくのは止めようか?」


「「ごめんなさい」」


と、盛り上がっていたところ……


~♪~~♪♪


「また、メール?」


「……刃からだ」


内容を見て驚いた。


〔今、学校の前にいる。 どうにかしてくれ〕


窓から外を見ると、そこにはある一点に人だかりができている。


「刃からだったけど、大変な状況だから私もう行くねー」


「頑張ってね」



「またね」


「うん、バイバイ!」


二人に手を振って教室から出ていった。