「いい? 刃さんは成績優秀で運動もできるの!」


「う、うん……」


「それに、あの容姿! 周りにいる男子とは比べものにはならないわー」


「……」


熱く語る利子ちゃんにかなり引いた。


「……あたしは刃に初めて会った時、キレイだって思った」


ボソッと呟く。


それに、刃さんは大人びているし、高校生だ、て聞いた時驚いたなー……


「……なな、聞いてる?」


「あ、うんっ!」


まぁ、人によって印象は違うもんね。


その後、話は一時間ほど続いた。