「だって、あまりにも無駄無くキレイだったからー」
「……ありがとう」
一カ月ぶりだー
「ところで、探し物は見つかった?」
「探し物?」
「ほら、光にかざすと色が変わるダイヤ…だっけ?」
「あぁ、見つけた」
取り出したのは青く光るダイヤ。
「かざしてみろ。驚くから」
「うん」
ダイヤを受け取り、光にかざす。
「……わぁ」
光にかざすとなんと色が青色から橙色に変わっていた。
「ここ、これが探してたもの!?」
「あぁ、すごいだろ?」
「……こういうの何個ぐらいあるの?」
「七個。そのうちの二個は見つかったから後四個だな」
「何色?」
「色は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、そのうちの赤、青、藍だ」
「ちなみに何色に変わるの?」
「赤は青緑、橙は青、黄は藍、緑は赤紫、青は橙、藍は黄、紫は黄緑だ」
「へー」
「つまり、補色だ」
「なるほど」
美術の授業で習ったことを思い出しながら話を聞いていた。


