「……そういえば、今日は満月なんだ」


何気に空を眺めていると……


――何かが飛んだ。


「!?」


白を基準とした格好、その姿に見覚えがある。


数日前に会った……


「怪盗ソウドっ!!」


「は……!?」


その声に気づいた怪盗は視線をあたしに向けた瞬間……


――ガサッ















木に突っ込んでしまった。