「'……え'」 「'だめ、かな'」 無意識に首をかたむけていた。 「!」 カイルの顔が真っ赤になっていた。 「'どうしたの?'」 「'いっ、いや…何でもないよ'」 「……?」 不思議に思っていると、 「'じゃあ、よろしくお願いします'」 照れたように笑いながら引き受けてくれた。 「'うん。 じゃあまずは挨拶から'」 「'おぉっ'」 その後数時間くらいかけて、日本語を教えた。