満月と怪盗と宝石と


「……なな」


「うえっ!? なに……」


ハッとして刃を見て目を見開く。


刃が悲しそうに笑っていた。


「!」


『いつかわかる時がくるよ』


前に言われた事の意味が分かった気がする。


だって、怪盗ソウドの仮の姿が今目の前にいるんだもの。


「……刃が怪盗ソウドなんだよね?」


「……」


その質問に刃は小さく頷いた。


「……そっか」


それ以外何も言う事はなかった。


いや、言うことができなかった。