─激愛─

「これ、な…に…?」







「見て分かんない?注射器だよ。」








馬鹿にするように鼻で笑いながら私の方へと彼は近付いて来た。









「ほら、ここをこうやって…。腕出して?」









慣れたような手つきで注射器を手に持ち、私の腕のほうへと針を向けてみせた。











「まさか…、私に…?」










「優希しかいないじゃん、ははっ。」










笑いながらも勝手に私の腕を手に取り、近くにあった液体のしみこませてある布を腕に擦らせた。