─激愛─

これは鈴にも憐にも夫にも、和真にも言ってないこと。








憐が捕まった後、一回だけ和真に会ったんだ。和真に会ったときの「裏切り者。」あれは本当は、パパとしての和真に向けていった言葉。








「和真は凜のパパなんですよ。」








「そうだったのか…。俺てっきり自分だと思ってた。」









「ははっ、そんなことないですよ。あれはだって事故だったじゃないですか。」









「まあ、そう言われてみればそうなんだが…。」








微笑んで照れている爽さんを見つめる。








「とりあえず、それでも俺手伝うから!」








「ありがとうございます。あんまり無理はしないで下さいね。」








「おう、優希こそ。」








その言葉を聞くと同時に私は爽さんの部屋を去っていった。